トキワ荘プロジェクトについて

トキワ荘プロジェクトでは、本気でプロの漫画家を目指す若者が、いち早くプロとして自活できるようになるために、自己投資や本業に専念する時間を作るサポートとして、その活動拠点となる住居(シェアハウス)を提供しています。

漫画家志望の方から、すでにプロデビューしている方、連載作家まで様々なステージの方が共同生活をしています。

このプログラムは、2006年8月から活動をスタートし、これまでに600名以上が入居し、130名以上が入居後にプロデビューしています。

トキワ荘プロジェクト参加で得られるもの

トキワ荘プロジェクトでは、プロの漫画家を目指す上で、必要となる時間と、目標設定の場を提供します。また同じ目標を持った仲間とともに励む事で、限られた期間を本気でマンガに取り組み続けることができます。

1 生活費を抑えつつ、漫画に専念できる環境

漫画家の卵にとって最も貴重なものは「時間」であると考えています。

トキワ荘プロジェクトでは、「住まい」を安価に提供することを通じて、自己投資や本業に専念する「時間」を提供します。

一般的な賃貸物件に比べ、安い費用で生活できるよう家賃を設定し、また、更新料等もなく住み続ける(上限3年)ことが出来るなど、経済的な負担を軽減しています。生活のために働く時間を減らせるため、自分のために使う時間が増やせるはずです。

入居に必要な費用に関しては、入居費用についてに詳しく記載しています。

2 目標と期限を設定して、本気で取り組む期間

確実に目標に到達するためには、具体的な目標の設定が欠かせません。

トキワ荘プロジェクトでは、入居期間を3年間を上限としています。入居期間に「〆切」を設けることで、〆切までの時間をどのように過ごせばゴールにたどり着くのかを具体的に考えることが出来ます。

トキワ荘プロジェクトでは500名以上の若手漫画家と接してきたスタッフが各個人の状況に合わせ、目標設定のサポートを行います。限られた時間だからこそ、漫画に集中する修業期間として過ごすことができ、大きな成長を遂げられると考えています。

 

3 本気でプロ漫画家を目指す仲間たちとの繋がり

かつての「トキワ荘」がそうだったように、昔からクリエイターは群れて育ちます。それはクリエイターが孤独で、かつ、アイデアを必要としているからです。

トキワ荘プロジェクトでは、同居する漫画家はもちろん、定期的に開かれる交流会などを通じて、他の荘に住む同じ目標を持った仲間の他、プロジェクトに協力してくださる編集者やベテラン漫画家、出版関係者と新たに知り合い、自他の作品や創作の仕方等について意見を交わすことができます。

全国から集まる入居者は、みな同じ夢を持った仲間として、高いレベルで励まし合い、時にライバルとして刺激を与え合うことで、切磋琢磨しながらプロ漫画家への道を歩んでいきます。すでに入居している人の中には、連載している人もいればデビューしている人もいます。ライバルのいる競争原理のある環境でこそ、人は成長するとトキワ荘プロジェクトは考えています。

4 研修や講座などの成長機会の提供

トキワ荘プロジェクトのプログラムの中では成長機会をいくつも用意しています。

プロの漫画家になるためのマインドをセットし目標設定の仕方を教える研修や、背景を欠くためには避けて通れないパースの講座、万人が口をそろえて苦手とするストーリーとキャラクターの講座など、専門家をお招きして様々な機会を定期的に開催しています。

5 仕事提供による経済的な自立

アシスタントやマンガ関連の仕事の紹介など、漫画家としてスキルアップできる様々な機会を提供し、漫画家としての成長が加速するように後押ししています。


トキワ荘プロジェクトには、仕事という意味でも人との出会いという意味でも、多くのチャンスがあります。しかしながらチャンスを掴む準備が出来ていないと、せっかくの機会をみすみす逃してしまうことに繋がります。チャンスを掴む力をつけるためには、正しい情報のもとに「学び」を積み重ねていくことが大切です。

チャンスはあなたが準備できたときに訪れるとは限りません。だからこそ、常に準備しておくことが大切ではないでしょうか。