居酒屋での鳥刺し注文で、おじさんの踊りを見ることに

お知らせ
2014.09.30

 
 
つい最近
「長崎の居酒屋で鳥の刺身のつもりで注文した鳥刺しが、蓋を開けてみると半裸のおっさんが踊るものだった」
というツイートがあったのを皆さんはご存知でしょうか
何はともあれまずはツイートを見てください!

  これは不思議です、不思議の上を行く摩訶不思議です! この踊りは長崎県雲仙市の旧国見地区等で伝わっているもので、国見地区で伝わっているのは 裸に袴を独特の方法で締め竿を持ち、鳥を刺す様子を再現した踊りのようです 非常に伝統的な踊りなのですが鳥の刺身のつもりで注文した鳥刺しが半裸のおっさんだったら誰だって仰天しますよね??                
   
   
しかし、仰天することはまだまだ続くのです…    

なんとツイートにもあるように、仕事の依頼が突然舞い込んできたのです!
最近ではテレビ局がツイッターの画像を使わせてくれと頼むこともあるようですが、
ツイッターから仕事の依頼が来るなんて驚きです!

今回このような不思議連鎖を体験したのはトキワ荘の入居者で仮面凸さんです!
仮面凸さんはニコニコ静画で「現代妖怪百絵巻」などの作品を発表したり、ツイッターのネタが豊富で普段から面白いツイートをしている方です
 
 
 

特別インタビュー

今回インタビューが出来ましたので少し載せたいと思います(スタッフ対仮面凸さん)
kamentotu-1

スタッフ
さっそくですが始めさせていただきたいと思います!
長崎のツイートはツイッターで大変な反響があったと思います
その時言われたことで印象に残った事やご自身が思ったことは何かありますか?

仮面凸
多方面から反応がありとても嬉しかったです
ある日突然ネットサイトのトピックスや新聞に名前がどーんと掲載されるのは…なんですかね…
アメリカンドリーム的な…えーと。インターネットドリームとでも言うんでしょうか、かなりびっくりしました
ただ、ツイッターないしインターネットの性質上ユーザーは面白い部分のみ抽出しますよね
そうなると「長崎やべえwww」と良くも悪くもネタ的なバイアスがかかってしまう箇所が少なからずあるわけです
本意でない部分が盛り上がり作者を離れてミームが一人歩きしはじめると嬉しい反面かなり怖いです
個人がネットで作品を公開する事の難しさを感じました。

スタッフ:
インターネットドリームですか(笑)今の時代では夢が広がりまくりですね(笑)
しかし一方で仮面凸さんの言いたいこともなんとなくわかる気がします…私も面白いところだけ見て
その背景などは結構スルーしてしまうところがありますから…気をつけなければ…!!
それでは、今回の突然の依頼についてもお聞かせください
これまた大変驚かれたと思いますが、その時はどんなお気持ちでしたか?

仮面凸
そうですね…依頼は驚きました。しかし昨今あまり珍しい事ではないような気もします
作品をネットで公開している人は少なからずともそういう期待をしているわけでして…
もしかしたらこの先の新しいスタンダードになるのかなーなんて思ったりはしています
街角でスカウトされるアイドルやストリートミュージシャンみたいな突発的な出会いが
絵を描く人のようなライブ性のないクリエイターにそうそうあるわけじゃありませんしね…
インターネットに感謝ですよ。本当に

スタッフ:
インターネットドリームですもんね(笑)
確かに、完全に趣味で描いている人以外はそういう期待が少しあるのかもしれません…
お時間も迫ってまいりましたので(苦笑)最後に一つだけお聞かせください
これから更なる活躍が期待される仮面凸さんですが、今後どんな作品を手がけていきたいですか?

仮面凸
個人的に自分の作品は商業ラインにのりにくい作品だと思っていま
編集さんや企業の方が「ムムム…!これは儲かるぞ!」と思ってもらえない
いわゆるサブカルでアングラな作家です。個人的には面白い事やっていると思うんですけどね…
海外からは反響が多いようでこのあいだロシアから取材がきましたよ(笑)
漫画の単行本が1冊も出ていないのに「日本の漫画家」として紹介されたのはいささか心苦しかったですが…
友情も努力も勝利も恋愛もエロも描けないサブカル作家がどう自分を売り込んでいくかという点で
戦略的な活動をする必要があると思っています
今僕の友達で地下アイドルやミュージシャンをやっている人がいますが
超絶イケメンや超可愛い子が歌も踊りも死ぬほど練習した上で何か自分に付加価値をつけようと頑張っています
自分のような若輩者、しかも漫画家という分野ではぜんぜん成功していない人間が
言う事ではないかもしれませんが「漫画家は面白い漫画を描けば食える」という時代ではないのかもしれないな…と
多様化したエンタメの中ででどう生き残ればいいのか
僕のような天才ではない没個性人間にはそれが課題です
…って何を話しているんだ…わはは(笑)
嘘で〜す全部嘘〜目指せ鳥山明!(一同爆笑)

スタッフ
茶化さなければ素晴らしいお言葉なのに…(笑)ですが、そこが仮面凸さんの魅力の一つなのかもしれませんね
漫画などが世界に発信される今、その地域に適した漫画制作が重要になってくるのかもしれません!!
それではなにか最後に一言ありましたらお願いします

仮面凸
面白いものを一緒に作れる場を探しています
出版関係の方はもちろんのこと
何か僕と一緒に面白い事をしたいと感じた方は
ご一報ください。やりましょう、何か
企画からご提案させていただきます
 
 
 
仮面凸さんありがとうございました!
ところどころ茶目っ気を入れてくださりながら大変貴重な意見をお話していただけたと思います!
これからのさらなる活躍をスタッフ一同期待しております!

仮面凸プロフ
仮面凸ポータルサイト http://www.kamentotu.com/

今回急遽舞い込んだ依頼の書籍は「長崎の法則」です!
表紙や挿絵イラストを焦がさんが担当しているので興味がありましたらぜひお手にとってみてください!
長崎の法則」はamazonで予約受付中です!

 

鳥刺しについて

鳥刺しが使う代表的な道具は黐竿(もちざお)と呼ばれる先端に鳥黐を塗った長い竿で、これで小鳥をくっつけることで捕らえる
長崎ではこの様子が踊りとして伝わっており、1747年神代鍋島家八代当主・鍋島茂興公が、鍋島家の佐賀本藩の名代として上洛した際に踊りを習ったのがはじまりとされている