MANZEMIプロ講座 背景のプロ編(京都第1期)を開講致しました!

MANZEMI
2014.07.24

2014/7/12(土)~7/20(日)(全4日間)にMANZEMIプロ講座 背景のプロ編(京都第1期)を開講致しました!

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講義内容

仕上がり目標

1.マンガの背景の基礎に関して、体系的に理解する。
2.直線無機物(校舎・ビル・日本家屋・ドーマーなど)に関して、プロのアシスタントで通用するレベルで描けるようになる。
3.空間意識を学ぶことで、人体デッサンなどへの応用方法を学び、総合的な力を高める。

2014.7.12(土)&2014.7.13(日)校舎・ビル編

(1)絵画と線画の歴史と違い

線画の特殊性と絵画との違い、表現の「リアル」と「リアリティ」の違いについて学ぶ。
透視図法発展の歴史を概観し、線画としてのマンガに溶かしこむための方法論を考える。
1点透視図法の問題点と空間意識の実例を見て、錯覚する動物=人間について思考する。
透視図法を、一般的な消失点で分類する手法を再検討し、交差型と集中型に分けてみる。
「絵が上達しない人」の根本的な問題点を考察しつつ、上手い絵とは何かを問いかける。
1点透視図法・2点透視図法・3点透視図法について、技術と運用方法を整理して学ぶ。
校舎やビルなどの、箱物の描き方の基礎を学ぶことで、必要な技術を実践的に体得する。

(2)空間意識と交差型2点透視図法

通説や常識にとらわれず、透視図法を「空間意識を高めるための補助線」と再定義する。
作画ロジックを積み重ねるために必要な、基礎の基礎となるテクニックを体系的に学ぶ。
デッサンの基礎となる『四角分割法』を学び、2・3・5・7分割技術を実践してみる。
背景建物の技術を学びつつ、人体デッサンに通底する立体感と空間の奥行き意識を得る。
「柱のジレンマ」について考察して、その克服法としての『交差型ワープ技法』を学ぶ。

(3)分割法の応用

第2回目で学んだ基礎テクニックをベースに、四角分割法の問題点とその克服法を学ぶ。
『トコロテン方式』を学び、立体を変形させる各種練習方法を知り、トレーニングする。
簡易版の校舎の描き方を実践することで、『トコロテン方式』の応用技術を試してみる。
箱物デッサンでの使用頻度が高い窓(窓枠)の描き方と、その応用方法を集中的に学ぶ。
時間があれば遺題として『金網のジレンマ』について学び、今後の作画研究課題とする。

2014.7.19(土)&2014.7.20(日)日本家屋編

(1)日本家屋の攻略と実在感

交差型2点透視図法の内容をベースに、日本家屋の各種屋根の描き方の基礎技術を学ぶ。
画角について学び、トレース絵はなぜ透視図法の絵より実在感が弱まるかについて学ぶ。
日本家屋の基本である『切妻屋根』の描き方を学び、その背後にある奥深い技術を学ぶ。
「大工と雀と漫画家は軒で泣く」の意味を理解して、ワンランク上の技術を身に付ける。
寄棟・入母屋・錣・半切妻・越・差掛屋根などの構造を分解して、応用方法を考察する

(2)交差型と集中型の透視図法再考

方形屋根の描き方について学び、切妻屋根とは異なる、その作画ロジックについて学ぶ。
第3の消失点から第4の消失点まで拡張し、その背後にあるロジックと応用方法を学ぶ。
等角投影法を使ったデッサン方法を学び、方形屋根の描き方の、別の視点と技術を学ぶ。
方形屋根のパースの取り方を学び、尖塔など類似した形状への応用方法を考察してみる。
画面分割法の応用方法を学び、より効率的な作画のためのロジックと小技を併せて学ぶ

(3)空間意識と作画技術の再考

中級テクニックとしてドーマーのある屋根の描き方を学び、複合的な表現の技術を知る。
第5の消失点から第6の消失点まで拡張し、その背後にあるロジックと応用方法を学ぶ。
スレート屋根の表現や、絵の見栄えを良くするためのワンランクアップ小技を習得する。
『廊下のジレンマ』を通して、1点透視図法の危険性を再確認し、感覚の大切さを学ぶ。
今後の課題として、人体デッサンと背景デッサンの融合にはいったい何が必要かを学ぶ。

受講生の声

  • 4日間、本当にありがとうございました!!とてもわかりやすく丁寧に教えて頂き、苦手だった背景が身近に感じられるようになりました。学校やビルが少し怖くなくなりました!(笑)次の背景講座はもちろん、作話講座も是非受講したいと思います。
  • 分割線をそれほど重要だと思っていなかったのですが、それが原因で消失点5、6が著しくズレたので、一本一本の線が大切だと思いました。(特に、消失点が決まるまで)。
  • 内容がとてもこくて勉強になりました。全てを理解できなかったのがくやしいので自分でわかる範囲は勉強と復習をしていきたいと思います。丁寧に教えて下さり本当にありがとうございました!
  • 今日の分だけではなく、これまで教えてもらったことは全て重要に思います。特に、基礎の分割などは、全体通して使う事だったので引き続き練習が必要だと思いました。
  • それぞれのメソッドをどのように組み合わせて応用するか、そのためにもひとつひとつの技術の基礎をキチンと固めたいと思いました。
  • 技術を習得する為の意義やその背景を解説して下さるので、染み込むように吸収できるので、楽しんで学習させてもらっています。

最後まで完走された受講生のみなさん、お疲れ様でした!この講座で得られた多くの気付きを是非とも、自身の作品制作に活用してください。