甲斐谷忍先生と元ジャンプ編集者によるお悩み相談会を開催しました
2022年9月15日、トキワ荘プロジェクトにおける成長支援の一環として、多摩トキワソウ団地でお悩み相談会を開催しました。
今回お越しいただいたのは、「LIAR GAME」や「新・信長公記」など、数々のヒット作を生み出したベテラン漫画家・甲斐谷忍先生と、甲斐谷忍先生の連載デビューまでの初代担当者の元週刊少年ジャンプ編集者・竹崎様です。
当日は入居者の内7名が、それぞれ抱える悩みや不安について甲斐谷先生や竹崎様とお話ししていきました。
多摩トキワソウ団地で相談会が開かれた背景
甲斐谷先生には普段、トキワ荘プロジェクトが運営する甲斐谷荘で入居者に対する指導をしていただいておりますが、年々入居者が増加し活気にあふれている多摩トキワソウ団地にも新人漫画家の育成という観点でご興味を持っていただき、「相談会」という形でイベントの企画が持ち上がりました。
ベテランの漫画家や編集者に色々な悩みを相談することで、トキワ荘プロジェクト参加者の作品や将来に対する不安の解消につなげることができるのではないかと考え、この度開催に至りました。
甲斐谷荘とは
経験豊富な漫画家をメンターとして迎え、定期的な面談と指導を受けられるのが甲斐谷荘。
甲斐谷荘では参加者全員が月に1度、甲斐谷忍先生から指導を受けられます。
甲斐谷荘に関する詳細はこちらから ≫
甲斐谷荘とは
経験豊富な漫画家をメンターとして迎え、定期的な面談と指導を受けられるのが甲斐谷荘。
甲斐谷荘では参加者全員が月に1度、甲斐谷忍先生から指導を受けられます。
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当日の様子
当日は感染症対策を施した多摩トキワソウ団地内の共有スペースにて、甲斐谷先生への漫画に関する相談を20分、竹崎様へのネームの相談を20分と、1人当たり計40分で進めていきました。
甲斐谷先生との相談では、漫画における「企画力」との向き合い方や、モチベーションの保ち方、「持ち込み」と「賞に応募」のどちらが良いのかなど、誰もが一度は悩むようなことについて、先生の実体験も交えながらお話しいただきました。
ベテランの漫画家からのアドバイスだからこそ、入居者の心にも深く響いていたように感じます。
甲斐谷先生と入居者と話している様子
また、竹崎様にはネームや完成原稿、過去作品を見ていただき、その感想や今後の指針についてのアドバイスをいただきました。
作品のもっと良くなる点や根本的なキャラクターへの向き合い方など、短い時間で的確に入居者の力になることを教えていただき、入居者も甲斐谷先生からとはまた違った重要な考え方を取り入れることができたと思います。
竹崎様が入居者のネームを読んでいる様子
前回の出張編集部とはまた違い、「相談会」だからこそ聞けたことや、得られたものがあったイベントになりました。
同じくらいの年代である入居者ではなく、ベテランの漫画家や編集者からアドバイスを受けることで、参加者の考え方が広がるきっかけにできていれば幸いです。
参加者の声
・漫画の制作が以前より上手くいかず悩んでいましたが、同じ漫画家という立場からのアドバイスを頂くことで自身の成長を実感でき、今後何をしていけば良いのかの答えが見つかりました。(R K)
・自身が壁として実感していたことを明確に指摘して頂き、それに対する課題も理にかなっていて、自分としてもとても納得できました。(匿名希望)
成長支援プログラムについて
トキワ荘プロジェクトでは、今回のようなイベントの他にも「パース講座」などの講座や、マンガ家としてのキャリアを考える「マインドセット研修」を開催しております。
同じ夢を目指す仲間と共にマンガ家を目指したい方は、いつでもご連絡下さい!