ネームコンペ感想戦を開催しました
2022年1月6日、株式会社Live2DとNEWVERYで共同開催したネームコンペの感想戦を行いました。
参加者のみなさんのネームを読んだとき、同じプロットをもとにしていても、こんなにも出来上がりが違うのかと驚かされました。せっかくトキワ荘プロジェクトの中でコンペを開催したので、書いて終わりにせず、参加者同士でアイデアを共有することで気づきを得てもらえたらと思い、開催しました。
ここからは、感想戦の様子をご紹介していきます。
- 感想戦とは…もともとは将棋の用語。戦った二人が対局後に互いの指し手について振り返り、ああでもないこうでもないと議論することを指す。対局中の互いの考えを共有し、改めてじっくり検討することを通じて競技への理解を深めることを目的としている。
- 株式会社Live2D… 2Dのイラストを立体的に動かすことができ、ゲーム、VTuberなどの表現に活用されているソフトウェア「Live2D」の技術を開発・運営している。
自己紹介
今回の感想戦はオンライン開催でした。
プロジェクト内のいろいろなハウスから参加者が集まったので、まずはお互いに自己紹介をすることに。
参加者全員のネームは事前に匿名で共有されており、自己紹介では自分がどのネームを描いたか明かしてもらいました。
あらかじめ全員のネームに目を通していた方も多く、「この人がこのネームを!」という驚きもあったようです。
感想戦
自己紹介が終わると、感想戦へ。3人程度の小グループに分かれてディスカッションを行います。
それぞれが自分のネームの演出や工夫について話した後、質問タイムへ。「このコマ割りはどうしてこうしたんですか?」「ここでこの演出を入れたのは何でですか?」など、自分のネームにない表現について質問しあっていました。こちらの想像以上に積極的に質問や意見が飛び交っており、参加者の学びへの貪欲さに驚かされました。
放課後
あっという間に予定した時間になってしまい、いったんお開きに。
しかし、まだまだ話し足りないということで、放課後という形で延長戦を行いました。ブレークアウトルームを解除し、互いのネームについてだけでなく、普段の荘での様子など、参加者全員で尽きぬ話をされていました。
総括
参加者のみなさんが真剣に感想戦に向き合ってくださったおかげで、非常に有意義な会にすることができました。全員分のネームを事前に読んでポイントをまとめていた方までいらっしゃり、みなさんの熱量に驚かされました。
お互いに吸収できたアイデアを、今後の活動に役立てていただけたらと思います。
参加者の声
- 実際に提出されたネームを見ながらそれぞれどういった点に注意しながら描いたのか、などが聞けてとても参考になりました。チャット参加ではなくグループディスカッションという対話形式で色んな方と話せてとても楽しかったです。 (縹マサキさん)
- 同じテーマだからこそそれぞれの解釈やアイデアの膨らまし方に個性が出ていて、作品を見比べることでとても勉強になりました。そしてその形に至るまでの思考の経緯を、作者ご本人から直接伺えたことは更に有り難く勉強になりました。 (朔望さん)
今後のイベントについて
トキワ荘プロジェクトでは他にも、マンガ家としてのキャリアを考える「マインドセット研修」や、人気作品を数多く担当している編集者や大ヒット漫画家による勉強会などのイベントを開催しております。
また、今回のような内部でのコンペ形式のイベントの継続も検討しています。
様々なイベントを開催し、 マンガ家としての成長を促すと共に、トキワ荘プロジェクト参加者同士の交流にも力を入れております。
同じ夢を目指す仲間と共にマンガ家を目指したい方は、いつでもご連絡下さい。