2021年12月11日から12月19日、イオンモール多摩平の森（東京都日野市）にて、「多摩トキワソウ団地」居住者の作品マンガ・イラスト展示会を開催しました。

このイベントは東京都日野市にある、多摩トキワソウ団地の誕生をきっかけに、近隣にあるイオンモール多摩平の森にご協力いただき行われました。
イベント最終日の19日には、居住者による似顔絵イベントがあり、地域の方との交流を深める機会となりました。 

イベント実施の背景 

 トキワ荘プロジェクトでは、リアルイベントを通じて地域のみなさまと触れ合う機会はこれまでほとんどありませんでした。イベントを通して、地域の皆様にトキワ荘プロジェクトの取り組みや、漫画家という職業人像を知ってほしいと、本イベントは企画されました。
多摩トキワソウ団地の居住者を応援したいというイオンモール多摩平の森様からのお声がけがきっかけとなり実現しました。 

展示会の様子 

（展示会の様子）

1.5ｍほどの大きな紙に印刷された居住者たちの作品は迫力満点で、来場の方々も足を止めてじっくりとご覧になっていました。「プロの漫画家みたいに上手だね」、「多摩トキワソウ団地見たことある！」、「頑張ってほしいね」など、来場者の嬉しいお言葉があちこちから聞こえてきました。 

（メッセージを書く来場者）

会場には、来場の方が自由に書き込めるメッセージボードを用意しました。
「未来の漫画家たちにエールを送ろう」というキャッチコピーのもと、たくさんのメッセージを頂きました。
「がんばれ　未来をつかめ」、「令和の手塚治虫に期待しています」などの力強い応援、中には「出世しても日野市を忘れないでね」という言葉も。
一つ一つのメッセージが温かく、心打たれるものばかりでした。携帯で写真を撮りながら、隅々まで嬉しそうにメッセージを読む居住者の姿が印象に残っています。 

今まで地域の方々と直接お会いする機会が少なかったからこそ、 今回のイベントを通して「応援されている」という実感を得られたことは、きっと居住者の励みになったはずです。

（多摩トキワ荘団地に飾られたメッセージ）

いただいたメッセージは、多摩トキワソウ団地に掲示しました。その数はなんと432個！
イベントに参加できなかった居住者にも、地域のみなさまからの応援メッセージを届けることができました。

似顔絵制作イベントの様子

12月19日に行われた似顔絵制作イベントは先着順でしたが、予約枠が開始5分ほどで埋まってしまうほど大好評でした。漫画の画材であるスクリーントーンを使った漫画らしさを感じる似顔絵に、依頼してくださった方も喜んで下さいました。

来場された方と向かい合い似顔絵制作をしたことで、絵でお金をもらい笑顔になってもらうという体験ができ、絵を描ける自らの希少性の再確認につながったのだと思います。

（似顔絵制作をする居住者）

今回の展示会の様子を動画でご覧いただけます。
集中して似顔絵を制作する居住者の姿をぜひご覧ください！
多摩トキワソウ団地居住者による展示会イベント開催！（イオンモール多摩平の森） 

参加者の声

• 普段接しない「みる側」の人達とお話しできたこと、自分の絵や漫画を見て似顔絵を描いて欲しいとわざわざ来てくれた人達がいたことが、とても嬉しかったです。（PN　瀬川竜さん）  
• 自分たちの絵にここまで需要があるのかと驚き、感動した たくさん声をかけて頂いたり漫画の話が出来たり有意義な時間だった。（PN　松おうきさん）  
• 漫画を展示するのみですと一方的ですので見る側がどの様に思って見ていただけているのか不安でしたが、付箋の応援メッセージに言葉が添えてあると嬉しくなりました。（T.Iさん）  

今回のイベントでは、たくさんの方に来場いただき、応援メッセージや似顔絵制作などによって地域の方との交流も図れました。
トキワ荘プロジェクトでは、今後も地域と連携したイベントを開催する予定です。
ホームページの他にもTwitterなどのSNSも行っています。
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