竹書房 辻野様と甲斐谷忍先生による出張編集部・相談会を実施!
2023年4月19日、トキワ荘プロジェクトにおける成長支援の一環として、多摩トキワソウ団地で出張編集部とお悩み相談会を開催しました。
今回お越しいただいたのは、「カモのネギには毒がある(原案 夏原武様)」「LIAR GAME」「新・信長公記」など、数々のヒット作を生み出したベテラン漫画家・甲斐谷忍先生と、竹書房 制作局第二編集部所属の辻野様です。
当日は入居者の内13名が、原稿を持ち込んでアドバイスをいただきました。
多摩トキワソウ団地で本イベントが開かれた背景
昨年開催した出張編集部と漫画家相談会が大変好評でしたので、今回はその第二弾として甲斐谷先生と竹書房の辻野様をお招きしました。
前回開催時には「自身の成長を実感できた」「また出張編集部や相談会を開催して欲しい」などの感想も多く、今回も参加した漫画家が制作のヒントを得られたり、今抱えている悩みの解決に繋がり、次のステップへ進むきっかけになることを期待しての開催となります。
当日の様子
当日は前回と同様、感染症対策を施した多摩トキワソウ団地内の共有スペースでの開催です。
今回は1人につき出張編集部と相談会を合わせて1時間程度しっかりと見ていただきました。
甲斐谷先生との相談では、「面白い」との向き合い方・現在感じている行き詰まりや不安などのメンタルに関するものから、構図や構成、背景などの技術的な相談まで、先生の実体験も交えながら広くお話しいただきました。
現在も最前線で活躍する先生と話すことは、入居者にとって貴重な体験であり、先生の話で多くの参加者が勇気づけられモチベーションにつながったようでした。
甲斐谷先生と入居者と話している様子
辻野様にはネームや完成原稿、過去作品を見ていただき、その感想や今後の指針についてのアドバイスをいただきました。
自身の絵柄を武器に青年誌で勝負するための糸口など具体的なアドバイスをいただいたり、編集者としての率直な厳しい意見をいただくこともありました。普段、やりとりしている出版社や担当の方以外に作品を見ていただくことで、出張編集部ならではの良い刺激になったのではないでしょうか。
辻野様が入居者のネームを読んでいる様子
同じ若手の漫画家ではなく、ベテランの漫画家や編集者からアドバイスを受けることで、参加者の考え方が広がるきっかけにできていれば幸いです。
参加者の声
・企画の話など前向きな話が出来たのと、編集部の方が話しやすい方だったのでリラックスしてお話出来た点が良かったです。(C.S.)
・自分のネームに足りない視点の明確なアドバイスをいただけた。機会があればまた開催してほしい。(M)
成長支援プログラムについて
トキワ荘プロジェクトでは、今回のようなイベントの他にも「パース講座」などの講座や、マンガ家としてのキャリアを考える「マインドセット研修」を開催しております。
同じ夢を目指す仲間と共にマンガ家を目指したい方は、いつでもご連絡下さい!