編集長の部屋
「編集長の部屋」は、マンガ家志望者・新人作家に送る、各マンガ雑誌・媒体の編集長からのメッセージです。
第0回:なぜ今、編集長の部屋を始めたか?
第1回:アフタヌーン編集部 宍倉立哉編集長
- 前編: 編集者とは、その作家の一番身近にいる良い読者だが、その作品を一番突き放して見ている存在。
- 中編:今の新人に感じることは、応募者が雑誌を読まなさすぎることです。
- 後編:四季賞で一番見ることは、「その作家が、どのくらい描けるか?」という才能評価です。
第2回:コミックゼノン編集部 花田健編集長
- 前編:読切掲載専門のピンクページは単行本にならないので雑誌としては赤字ですが、意地で続けています。
- 中編:主人公が成長していく様を見せていくのが重要なのではないかと思っています。
- 後編:海外も視野に入れた「サイレントマンガオーディション」を開始しました、53の国と地域から、514作品が集まりました。
第3回:ビッグコミックスペリオール編集部 菊池一編集長
- 前編:編集者として一番嬉しいのは、自分の想像力を超えた表現が、作品から出てくる瞬間です。
- 中編:富士の樹海に放置されている遺品の中には、ほぼ必ずマンガがあるのです。
- 後編:作家は誰よりも感動する人生を歩むべきだし、悲しい人生を歩むべきだし、怒りに満ちた人生を歩むべきだ。
第4回:ジャンプSQ.編集部 矢作康介編集長
- 前編: 編集者は作品をずっと出し続けることを請け負わないといけないと思います。
- 中編: 常に新しい作品を始め続け、新しい読者をお出迎えし続けないといけないと思います。
- 後編: レベルEの頃の冨樫先生が、家中の窓を閉め切って、電話線も抜いて、真っ暗な中で作品を作っていたことがありました。
第5回:Kiss編集部 鈴木学編集長
- 前編: 漫画家と編集者の関係は「友達以上恋人未満」かな(笑)
- 中編: 初代Kiss編集長にさんざん言われたんです。「ヌカ味噌くさい漫画を作るなよ」って(笑)。
- 後編: 漫画家さんは自分の中に編集者を飼うべきだと思うのです。
第6回:comico編集部 北室美由紀編集チームリーダー
- 前編: 2~3年でサービスを辞めてしまうようなことは、絶対にないです!
- 中編:comicoで連載中の作品は、どんな話を掲載するかは作家側に決定権があります。
- 後編:編集者の仕事は、その人の光を見つけて作家さんを導く人、パートナーだと思います。
第7回:E★エブリスタ 池上真之社長
- 前編: エブリスタはネット界の文芸誌みたいな位置付けで、漫画原作者を育てます。
- 中編: サービス開始4年で累計10億円位はクリエイターにお戻しできていると思います。
- 後編: 意識しているライバルは中国の巨大なサービスです。
第8回:コミックビーム 岩井好典編集長
- 前編: 編集者はラリーで言うナビゲーターで、命を預ける存在、簡単に変えないで欲しい。
- 中編: コミックビームのキャッチコピーは「珍作満載」です。
- 後編: ビームは、作家の業から逆算して作品を作っています。
第9回:ヒバナ 湯浅生史編集リーダー
- 前編: 編集者にどんなに直されても、結局最後に残るものが作家の個性。
- 中編: 何回でも味わいたい感覚が残るマンガがいいような気がしてるんです。
- 後編: 自分と似ているかもしれない、五十万人いる誰かのために描いてほしい。
第10回:ちゃお 井上拓生編集長
- ちゃおは例えるならディズニーランド
- 申し訳ないけど、不平等な競争ではあります
- 最近は才能の世界の残酷さを甘いお砂糖でくるんじゃっているところがあると思うんです
- 子供たちのために、絶対に漫画を休載で落としたくないっていうのは、常々思っています。
*公開予定などは、変更する場合もございます
*内容はインタビュー時点の情報となります