共に競う
評価機会の提供
成長途上の作家にとって、質の高いコミュニティでの交流や競争は欠かせません。
トキワ荘プロジェクトでは、年間を通じて成果を発表し、表彰する「LEGIKA UP」というイベントを開催し、仲間と競い合うことで成長を促進しています。
また、自己設定した目標に対する具体的なアクションを定期的に審査する制度を設け、計画的な成長を後押ししています。
このように、トキワ荘プロジェクトでは成長支援の一環として以下のような制度を設けています。
LEGIKA UP
「LEGIKA UP」は、若手漫画家たちに成功と成長のチャンスを提供することを目的とした表彰イベントです。イベントの中心である「NEXT STEP AWARD」では、トキワ荘プロジェクト参加者の中から、過去1年間に雑誌掲載や新人賞の受賞など顕著な成果をあげた方を表彰します。
この表彰は、若手漫画家が抱く不安や迷いに対して「あなたの努力は正しい」というメッセージを送り、次のステップへの自信を与える場となっています。
受賞者の成果を公表することで、編集者や企業に若手漫画家の成長を認知してもらい、新たな仕事の機会が生まれることも期待されます。この表彰は、受賞者だけでなく他の参加者にも刺激を与え、さらなる成長を促す役割も果たしています。
その他にも、同時開催される著名な編集者による講演会では、若手漫画家が成功するためのポイントが共有され、出張編集部では大手出版社が参加し、若手漫画家にとって自分の作品を直接見てもらうことで、出版社とのコネクション作りや掲載のチャンスが得られる貴重な場となっています。
年ごとに提供するコンテンツには変動がありますが、マンガ家の悩み相談会や税理士相談会など、プロを目指す上での不安や悩みを個別に相談できる場も用意しています。
懇親会では出版社や企業関係者との交流を通じて、将来の仕事の機会を得る場となっています。
過去の開催レポート
LEGIKA UP 2023年
LEGIKA UP 2022年
マインドセット研修
トキワ荘プロジェクトでは、活動拠点の提供に加え、職業人として必要な考え方やマインドセットなどの成長支援も行っています。その一環であるマインドセット研修では、マンガ家になるための目標設定だけでなく、自分の生きがいや、やりがいを再確認するための要素も取り入れています。
参加者は、自分のなりたい姿から具体的な計画に落とし込み、PDCAのサイクルを回していく方法を学びます。研修を通じて、漫画家としても人としても成長できる機会を提供しています。
普段から1人で黙々と漫画を描いている方にとって、こうした研修は漫画家としてのターニングポイントとなることがあります。
研修は年に3回開催され、トキワ荘プロジェクトの直近の参加者が集まるため、参加者同士の交流の場ともなっています。
「漠然としていた自分の目標・目的について掘り下げることができた。」
「自分の中でゴールが見えずにやみくもになってた気がしたので1つの区切りになった」
「目標のため細かい行動の立て方などを教えていただいたので実行していきたい」などの感想があがりました。
マインドセット研修のレポートをはこちら
レジデンスクルー制度
トキワ荘プロジェクトでは4年目以降に「レジデンスクルー」という制度を導入しています。
レジデンスクルーの業務
- ハウスコミュニティの活性化サポート(中心である必要はないです)
- 内見希望者へのハウスのご紹介、手続立会い業務の実施
- 緊急時・トラブル時の連絡・確認業務の実施
- ハウスの附属設備の状況確認、報告業務の実施
- その他ハウス内と運営事務局とのコミュニケーションの実施 など
※手間や時間を要するものなどについては、アルバイト代などの支払いを行う場合があります
レジデンスクルーの対象
レジデンスクルーは職業人能力の向上にも有効と考えております。
「成長ステージ」にある方であっても、能力向上のために就くことも奨励していきます。
- 「集中ステージ」の居住者については原則就任していただきます。
- 「成長ステージ」の居住者についても、自薦他薦・事務局の要請に基づき、本人の合意により就任していただく場合があります。
ハウスとレジデンスクルーの関係
必ずしも1対1の関係ではなく、ハウスに2人以上のレジデンスクルーがいたり、逆にレジデンスクルーが誰もいないということもあります。