トキワ荘プロジェクトとは
トキワ荘プロジェクトは2006年8月から、経済的に自立が難しい若手クリエイターを支援するため、漫画家育成支援事業を開始しました。
トキワ荘プロジェクトにはこれまでに600名以上が漫画家・漫画家志望が参加し、120名以上が入居後にプロデビューしています。
クリエイター同士の共同生活という環境下で、自然発生する競争の中で自分の強みを見出し、具体的な制作活動を通じて職業人としての力を磨いていく場所として、今でも多くの漫画家や漫画家志望が参加をしています。
トキワ荘プロジェクト参加で得られるもの
1暮らしの中で仲間を見つけ、セルフマネジメントを学ぶ
トキワ荘プロジェクトでは、単に住まいを提供するだけでなく、作家同士の交流を促進するためのコミュニティ運営にも力を入れています。
これにより、共に成長し合える仲間を見つけやすくし、協力しながら作品作りに励む環境を整えています。
さらに、プロの漫画家としての自己完結力を高めるために、計画・実行・評価・改善を繰り返すPDCAサイクルの活用を推奨しています。
このサイクルを通じて、個々の作家が自らの目標に向けて着実にスキルを向上させ、プロとしての成長を支援しています。
2コミュニティの中で競い合う
成長途上の作家にとって、質の高いコミュニティでの交流や競争は重要です。
トキワ荘プロジェクトでは、仲間と切磋琢磨できる環境を提供し、より良い作品作りを促進しています。
一般社会人と異なり、若手マンガ家にとっては他人に評価される機会が多くありません。イベントの形で小さなゴールを設定することで、目に見える仲間と競い合い、より上を目指しやすい環境をつくります。
トキワ荘プロジェクトのプログラムの中では、年間表彰イベント「LEGIKA UP」にて、年間を通じた成果を発表し、表彰する機会があります。
さらに、定期的な審査制度を設け、作家が設定した目標に向けて具体的な行動が取れているかをチェックし、計画的な成長を促進しています。
3併設したマンガ編集部と共につくる
トキワ荘プロジェクトには、マンガ編集部「レジカスタジオ」が併設しています。
編集部が併設することで、恒常的にマンガ関係の仕事の相談が受けられるだけでなく、編集者との面談などを通じて実践的な指導が行うことができます。
また、専属作家制度では、ヒット作品を共に作り上げるためにスタジオ登録作家を選抜し、事業面も含めた全面的な支援と協力体制を提供しています。
トキワ荘プロジェクトには、仕事という意味でも人との出会いという意味でも、多くのチャンスがあります。しかしながらチャンスを掴む準備が出来ていないと、せっかくの機会をみすみす逃してしまうことに繋がります。チャンスを掴む力をつけるためには、正しい情報のもとに「学び」を積み重ねていくことが大切です。
チャンスはあなたが準備できたときに訪れるとは限りません。だからこそ、常に準備しておくことが大切ではないでしょうか。