オンラインで学ぶ「漫画家のためのマインドセット研修」を開催!

レポート
2020.05.21

トキワ荘プロジェクトでは、成長機会の一環として「マインドセット研修」を事務局オフィスにて定期的に開催しています。

2020年4月のマインドセット研修は、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令後でもあったため、初のオンライン開催となりました。

トキワ荘プロジェクトへ参加して間もない15名の漫画家志望がオンライン上に集まりました。

目次
マインドセット研修とは?
研修前、スタッフ緊張の1時間
個性が知れた漫画家同士の自己紹介
「漫画家人生が変わる研修」がついにスタート
編集後記

マインドセット研修とは?

マインドセット=日々の生活で培われたものの見方や考え方

このマインドセットを研修によってポジティブにしていくことで、物事の捉え方を変え、より高い仕事の成果を上げる。これが、現在一般企業などで行われているマインドセット研修です。

一方、トキワ荘プロジェクトでは漫画家志望者向けに構築したオリジナルプログラムの研修を行っています。

オンライン開催にあたり漫画家をめざす15名が研修を受けやすい環境を第一に考え、オンライン会議ツールの検討から参加者のみなさんの接続環境リサーチなど入念な準備が行われ開催されました。

そんな“初めてだらけの研修風景“を、今回は新入社員の鬼塚がお届けいたします!


研修前、スタッフ緊張の1時間

スタッフ側としても初めてだったので、余裕を持ち研修開始1時間前に開場しました。

続々と参加者が集まり、オンラインツールの使い方の指示が、無事に成功したことにまず感動。
参加者のモチベーションは高く、開始5分前にほとんどの方が入室してくれました。

無事開催ができることに、ほっと一安心です。


個性が知れた漫画家同士の自己紹介

ついに開始時間の14:00、研修が始まります。

研修中、カメラはON。

オフィシャルな研修の場ではありますが、チャットも活用し、気軽にコミュニケーションをできるような環境にしてみました。

チャットの盛り上げ係は、新人の私が務めることに。
研修の場の雰囲気を背負っているといっても過言ではありません。
がんばります。

これまで述べ2000人の人材開発に関わってきた経歴をもつNEWVERYの岡藤子さんが講師を担当します。
※NEWVERYはトキワ荘プロジェクトの運営団体です

社会人になったばかりの私にとっても、岡さんの話は聞いておきたいもの。
チャットの盛り上げ係を全うしつつ、研修内容にも耳を傾けます。

まずは、参加者の自己紹介から。

持ち時間は1分間で、
・お名前・所属ハウス
・今、ハマっていること
・一番好きなマンガ・漫画家
などを紹介してもらいました。

一人ずつ事務局側が指名するので、呼ばれた人はマイクをONにして話し始めます。
ですがみなさん、オンラインツールをまだ使いこなせていないようで、操作に手間取る場面も……。

手探りの自己紹介の幕開けでしたが、終わる頃には自己紹介中の話題に対して、他の参加者がチャットで反応するまでになりました。

どんな作品が好きなのかを知ると、ほんの少し人柄がわかる気がします。
参加者たちも、緊張がほぐれてきた様子でした。

ちなみにチャット盛り上げ係の私も、誠意をもって、みなさんの自己紹介にガヤを入れました…!


「漫画家人生が変わる研修」がついにスタート

いよいよ本題へ。

Step1:モチベーションカーブを作図して人生を振り返る

自分が何にやる気を感じたのか/失せたのか、その共通点を見つけるワークです。
参加者それぞれが用意した紙とペンを使い、各自で作図していきます。

Step2:「3年後にどういう漫画家になりたいのか」のシンキングタイム

キャリア論に基づく様々な角度から、自分のなりたい漫画家像を考えます。

作業している間も、カメラはON。
みなさんの真剣に取り組む姿を見ることができました。

ワーク後は、何人かの参加者に発表してもらいました。
他の人の意見に、みなさん興味津々。

では理想の自分に近づくためには、どのような目標を立てたらいいのか。

Step3:「年間行動計画シート」を使って目標を立てる

最終ステップは、今回の内容をもとに具体的な目標を立てること。
トキワ荘プロジェクトの特製「年間行動計画シート」を記入していただきます。

実際の「年間行動計画シート」▼

計画シートは課題として各自取り組んでいただき、1週間後に事務局へと提出します。

これにて研修は終了です。

参加者のみなさんは各自ミーティングを退出。
チャットにてお礼をしてくださいました▼

チャットの盛り上げ係の仕事も、これにて終了です。

今回の「マインドセット研修」は、トキワ荘プロジェクトで漫画家として走り続けるための大事な一歩となるものですので、研修後も不明点や悩みがあれば個別面談を実施するなど手厚いフォローも行っています。


編集後記

研修後のアンケートでは、

「限られた時間の活用方法を意識するきっかけとなった」(よしはるさん)
「説明が具体的で分かりやすかった。中々自分1人では考える時間はとれないので有意義な時間だった。」(R.Nさん)
「立ち止まって冷静に考える場を作ることは有益だと思いました。また一口に漫画家と言っても千差万別だと思うので、他の人の進路や考えを聞ける場はありがたいです。」(匿名希望)
「他の人の存在を認識することでやる気になりました」(匿名希望)

という声をいただきました。

これからどんな漫画家になりたいかはもちろん、これから先の目標を、同じ時期に入居した漫画家を目指す同期と考える、そんな眩しい時間だと感じていただけていたら、とても嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
 

ライタープロフィール
鬼塚(おにつか)

NEWVERYの新入社員。

学生時代では有名メディアの編集長の下でライティングを学び、
企画立案からインタビュー、ライティング、デザインまでを幅広く経験。
 
約2年間、インターン生としてトキワ荘プロジェクトに携わり
プロの漫画家のインタビューや、メンター荘にて行われる面談のファシリテーターを務める。