MANZEMIプロ講座 背景のプロ編(京都第1期)

お知らせ
2014.06.06

MANZEMIプロ講座

※本講座では↑のレベルの背景を初心者でも描けるようになることを目指します。

About

プロレベルの背景作画を、ゼロから短期集中で学べる講座!

「MANZEMIプロ講座 背景のプロ編」(京都第1期)は、マンガの背景の基礎に関する短期集中の連続講座です。独学や場合によってはプロの現場でも見落としがちなポイントを体系だって学びます。東京で好評だったMANZEMIの背景講座が、ついに京都で初開催です!

講師は、「ジャンプSQ.マンガゼミナール MANZEMI」の著者である斉藤むねお先生、喜多野土竜先生のお二方が務めます!「背景」に関して、体系的に学びたい方にオススメです!

「背景」の初歩からガッツリやりますので、初心者の方、絵が苦手な方も大歓迎です。一方で既に受賞経験や掲載経験のある方でも、新たな発見がある洗練された講座内容になっております。(これまで初心者から連載漫画家まで幅広く受講!)

過去の受講生から、受講後、「これまで苦手だった背景がむしろ好きになった」という声を多数頂いております。

こんな人にオススメ

・プロを目指して出版社に持ち込みや投稿をしている人
・既にアシスタントとして仕事をしているが、体系的に学びたい人
・マンガを描く上で、背景に苦手意識のある人
・人物を描くのは好きだけど、背景は嫌いだという人
・背景に関する書籍を購入しても、身につかないという人
・漫画家に限らず、絵に関心のある人

講座スケジュール&会場

【講座名】 MANZEMIプロ講座 背景のプロ編(京都第1期)
【対象】 どなたでも参加できます
【定員】 45名(申込先着順)
【開催期間】 2014/7/12(土)~7/20(日) (全4日間)
初日:7/12(土)
2日目:7/13(日)
3日目:7/19(土)
最終日:7/20(日)
【講義時間】 9:30~16:30(開場9:15 お昼休みなど休憩あり)
【講師】 斉藤むねお、喜多野土竜
【主催】 NPO法人NEWVERY内トキワ荘プロジェクト
【共催】 株式会社めい
【会場】 ※曜日によって会場が異なりますので、ご注意ください。
7/12(土):登録会館
7/13(日):KPC貸会議室
7/19(土):登録会館
7/20(日):KPC貸会議室
◆登録会館の住所
京都府京都市中京区烏丸通御池上る二条殿町546-2◆KPC貸会議室の住所
京都府京都市下京区函谷鉾町80
きらっ都プラザ(京都産業会館)2階

当日の持ち物

※推奨用具(講師の斉藤むねお先生より)
http://blogs.yahoo.co.jp/muneo_sai10/31766166.html
(URL先は「2期」となっておりますが、同様の持ち物で大丈夫です)

■三角定規(大きめのもの)
■直定規(36cm~60cm)
■シャーペン(製図用/ペン先が長いもの)
■色鉛筆のシャーペン(これはなくても可)
■消しゴム

受講料&受講料

申込方法

(方法1)下記のサイトからお申し込みください【推奨】
http://manzemi-k02.peatix.com
※申し込みにはtwitter、facebook、peatix、google+のいずれかのアカウントが必要です
※peatixのアカウントはコチラより作成できます。(無料)

(方法2)peatixからの申込み方がわからないという方は下記よりお申し込みください。
http://ws.formzu.net/fgen/S94597915/

受講料

受講料は前払いとなりますので、予めご了承ください。
(1)全4回とも受講
全4回受講券(1名分) 18,000円(税込) (1時間あたり約750円)
全4回受講券(2名分) 32,000円(税込)
全4回受講券(3名分) 45,000円(税込)
※「2名分」「3名分」の受講券は知人・友人どうしで受講する際にぜひご利用ください。

(2)初日のみお試し受講
お試し受講チケット 5,000円(税込)
※お試し受講された方は、初日受講後に15,000円(税込)の追加料金で継続受講が可能です。
※お試し受講に関しましては1名分のチケットのみとなります。

講義内容

※実際の講義では、かなり噛み砕いて丁寧にやりますので一見難しそうでもご安心(?)ください!
※講義では、座学とあわせて実習をやります。全員がついていけるように講師による個別指導もします。

仕上がり目標
1.マンガの背景の基礎に関して、体系的に理解する。
2.直線無機物(校舎・ビル・日本家屋・ドーマーなど)に関して、プロのアシスタントで通用するレベルで描けるようになる。
3.空間意識を学ぶことで、人体デッサンなどへの応用方法を学び、総合的な力を高める。

2014.7.12(土)&2014.7.13(日)校舎・ビル編

(1)絵画と線画の歴史と違い

線画の特殊性と絵画との違い、表現の「リアル」と「リアリティ」の違いについて学ぶ。
透視図法発展の歴史を概観し、線画としてのマンガに溶かしこむための方法論を考える。
1点透視図法の問題点と空間意識の実例を見て、錯覚する動物=人間について思考する。
透視図法を、一般的な消失点で分類する手法を再検討し、交差型と集中型に分けてみる。
「絵が上達しない人」の根本的な問題点を考察しつつ、上手い絵とは何かを問いかける。
1点透視図法・2点透視図法・3点透視図法について、技術と運用方法を整理して学ぶ。
校舎やビルなどの、箱物の描き方の基礎を学ぶことで、必要な技術を実践的に体得する。

(2)空間意識と交差型2点透視図法

通説や常識にとらわれず、透視図法を「空間意識を高めるための補助線」と再定義する。
作画ロジックを積み重ねるために必要な、基礎の基礎となるテクニックを体系的に学ぶ。
デッサンの基礎となる『四角分割法』を学び、2・3・5・7分割技術を実践してみる。
背景建物の技術を学びつつ、人体デッサンに通底する立体感と空間の奥行き意識を得る。
「柱のジレンマ」について考察して、その克服法としての『交差型ワープ技法』を学ぶ。

(3)分割法の応用

第2回目で学んだ基礎テクニックをベースに、四角分割法の問題点とその克服法を学ぶ。
『トコロテン方式』を学び、立体を変形させる各種練習方法を知り、トレーニングする。
簡易版の校舎の描き方を実践することで、『トコロテン方式』の応用技術を試してみる。
箱物デッサンでの使用頻度が高い窓(窓枠)の描き方と、その応用方法を集中的に学ぶ。
時間があれば遺題として『金網のジレンマ』について学び、今後の作画研究課題とする。

2014.7.19(土)&2014.7.20(日)日本家屋編

(1)日本家屋の攻略と実在感

交差型2点透視図法の内容をベースに、日本家屋の各種屋根の描き方の基礎技術を学ぶ。
画角について学び、トレース絵はなぜ透視図法の絵より実在感が弱まるかについて学ぶ。
日本家屋の基本である『切妻屋根』の描き方を学び、その背後にある奥深い技術を学ぶ。
「大工と雀と漫画家は軒で泣く」の意味を理解して、ワンランク上の技術を身に付ける。
寄棟・入母屋・錣・半切妻・越・差掛屋根などの構造を分解して、応用方法を考察する

(2)交差型と集中型の透視図法再考

方形屋根の描き方について学び、切妻屋根とは異なる、その作画ロジックについて学ぶ。
第3の消失点から第4の消失点まで拡張し、その背後にあるロジックと応用方法を学ぶ。
等角投影法を使ったデッサン方法を学び、方形屋根の描き方の、別の視点と技術を学ぶ。
方形屋根のパースの取り方を学び、尖塔など類似した形状への応用方法を考察してみる。
画面分割法の応用方法を学び、より効率的な作画のためのロジックと小技を併せて学ぶ

(3)空間意識と作画技術の再考

中級テクニックとしてドーマーのある屋根の描き方を学び、複合的な表現の技術を知る。
第5の消失点から第6の消失点まで拡張し、その背後にあるロジックと応用方法を学ぶ。
スレート屋根の表現や、絵の見栄えを良くするためのワンランクアップ小技を習得する。
『廊下のジレンマ』を通して、1点透視図法の危険性を再確認し、感覚の大切さを学ぶ。
今後の課題として、人体デッサンと背景デッサンの融合にはいったい何が必要かを学ぶ。

※当日、予告なく内容が変更になる場合もございます。予めご了承ください

講師紹介

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斉藤むねお(さいとう・むねお)
1966年2月15日 東京生まれ。1983年、高校在学中に1984年度第13回小学館新人コミック大賞に『克巳パラドックス』で入選デビュー。高校卒業後後、上條淳士・中津賢也のアシスタントのかたわら、読み切り作品・シリーズ作品掲載、短期集中連載を執筆。その後、週刊少年サンデー、月刊少年チャンピオン、コロコロコミックなどで連載。2010年にジャンプ・スクエア10月号誌上より『SQ.マンガゼミナールMANZEMI』連載開始し、2011年9月2日に単行本を発売。2013年11月26日に小学館から発売された『日本ふしぎ大発見!ミステリー探険』のまんがパートを担当。マンガ以外に『ポケットモンスター 金・銀』に登場するエンテイ・スイクン・ライコウのデザイン協力をする等も。

【公式ブログ】http://blogs.yahoo.co.jp/muneo_sai10
【Twitter公式アカウント】@muneondo

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喜多野土竜(きたの・もぐら)
複数メンバーによる共同ペンネーム。今回講師を務めるメインライターは1993年青山学院大学文学部日本文学科卒業。出版社に10年と2ヶ月勤務後、独立してフリーに。マンガ原作以外にも月刊少年ライバルの企画記事ページ『ライバルドリームマッチ』のページや、『東京近郊動物園・水族館ガイド』などのガイド本の執筆参加や、『世界の王朝興亡史』など歴史関係書籍の執筆や、『時代小説100選』で時代小説の解説を一部執筆。2011年より京都嵯峨芸術短期大学マンガ分野非常勤講師。

【公式ウェブサイト】http://www.studio-pug.com/
【Twitter公式アカウント】@mogura2001