参加者の声
トキワ荘プロジェクトへの参加は、漫画家としての大きな一歩だった。
トキワ荘プロジェクトに参加した当時は、6人規模の戸建てシェアハウス生活。その後40人規模の多摩トキワソウ団地での集団生活も経験したT Kさん。
T Kさんが多摩トキワソウ団地で体験した、漫画家志望同士の交流の様子や今後の目標についてお話を聞きました。
24時間、夜通し語り合える仲間との出会いなど、ここでしかできない経験ができた。
今まで1度も話したことのなかった入居者と、退去当日に24時間・夜通し話し合うほどの仲に。
トキワ荘プロジェクトのいいところを一番実感したと語るR.Yさんの、トキワ荘プロジェクトでの体験を伺いました。
リアルタイムな情報をキャッチできたと思います
トキワ荘プロジェクトには、連載の足掛かりになればと思い参加を決めました。
参加してみると、他の入居者から得られる情報が多かったのが印象的です。
例えば、他の人の担当編集の話を聞くことができたり、
他の雑誌ではこういった作品を求めているだとか
リアルタイムな情報をキャッチすることができたと思います。
また、他のみんな目指している雑誌が違うので
自分の考えとは違う確度の意見をもらえたのは参考になりました。
みんな仲が良くて、大晦日にハウスのみんなでリビングに集まり
ご飯を食べた思い出が記憶に新しいです。
漫画制作の話とか、次どこの賞に出すだとかいろんな話をしましたね。
今回、仕事場の関係でトキワ荘PJを卒業することになりましたが、
卒業後も、ここで出会った仲間との縁を大切にしていきたいと思います。
漫画を描くことが日常になる~同じ夢を目指す仲間がいる環境での挑戦~
プロジェクト参加前は漫画を描く仲間がいなかったというKRさん。
同じ夢を目指す仲間がいる環境を求めて、プロジェクト参加を決意したといいます。
漫画が大好きな人たちに囲まれる環境に身を置いたことで、漫画を描くこと、漫画について語り合うことが日常生活の一部となったそうです。
そんなKRさんが、印象に残っているエピソードなど、トキワ荘プロジェクトでの生活について教えてくれました。
「来年こそは」に終止符を!
この夏、ジャンプSQ.RISE 2019 SUMMERにて「101回目のプロローグ」が掲載されたトキワ荘プロジェクト参加者・遠山花近さんにインタビューをしました。
インタビュー中に、「もっと早く東京に出てくれば良かった……と少し後悔しています」と語る遠山さん。
上京後にどんな変化があったのかーー。
地元で漫画を描いていた頃のお話し、そして今の胸中を伺いました!
実績
「101回目のプロローグ」/ジャンプSQ.RISE 2019 SUMMER
「害虫採集」/ジャンプSQ.RISE 2018 AUTUMN
「絆創膏の絆」/ジャンプSQ. CROWN 2017 AUTUMN
以上すべて集英社
漫画を描く人たちとの暮らしは漫画への理解や距離感ふくめ、居心地よく感じました
トキワ荘プロジェクト卒業生でもあり、2019年に「漫画として現れるであろうあらゆる恋のためのプロレゴメナ」がドラマ化した窓ハルカさんのインタビューしました。
トキワ荘プロジェクトへ参加した理由から、住居に住んでどのようなことが得られたのかなど聞いてみました。
実績
電子書籍「かすみ草とツマ」電子書籍発売/ふんわりジャンプ 集英社
単行本「俗の金字塔」/トーチweb リイド社
単行本「漫画として現れるであろうあらゆる恋のためのプロレゴメナ」/トーチweb リイド社 and more!
一番得がたいのは、
人とのつながりです。
漫画家を目指す人たちと同居することにいろんなメリットがあると思いますが、私が一番トキワ荘に入って得難いものを得たと感じるのは、人とのつながりです。
生活費が助かる、実践的な作画的な技術の情報交換、仕事の紹介など、即物的なメリットも多くありますが、それ以上に、見知らぬ他人と同じ家に住まないと経験できないような日々を過ごせたことが、漫画を描く上で得難い糧になっています。夢を持って東京にやって来た、いろんな同居人たちの人生模様もそれぞれに必ずドラマチックで、漫画のネタにつきないなと思います。
また漫画業界は広いようでとても狭いので、横繋がりに紹介されたアシスタントやお仕事を介して人と知り合っていくことで、たくさん個性豊かな人と知り合えて、それもまた貴重な経験になりました。
実績
漫画に熱い仲間たちと
一緒に前に進めたと思います。
受講するまで、あやふやな思い込みと不安のなかで漫画を作っていました。 このままじゃだめだ!と煮詰まっている時に、Twitterのプロモーションで見つけすぐに申し込みました。
喜多野先生が教えてくれることは漫画の技術のほかにも多岐に渡ります。目から鱗の技術ばかりを共有して頂いて、ネームに詰まって先に進めないということが減りました。私にとって一番大きかったのは漫画を描く者としての精神的な部分を学べたことです。周囲の環境も変わり、漫画に熱い仲間たちと一緒に前に進めたと思います。
漫画家志望者には孤独に制作をしている方が多いかと思います。他の受講生にも受講前は一人で制作していて辛かったと言う方がいます。ネームを見せ合ったり、お互いの漫画にああだこうだ言い合える仲間ができた事は私にとって大きな財産です。
MANZEMIは教える方も教わる方も漫画に熱いので、この刺激的な環境に身を置くことで自分の資質を見極めたり、前に進む為の道が見えてきたり、本気度によって大きな変化が起こるキッカケになると思います。とにかく、MANZEMIは漫画の描き方を教わるだけじゃないんです、迷われている方は是非一度飛び込んでみてください!
一番頑張りたい時期に
周りに人がいるということ
3年という期間は短いので、なるべく短期間に区切って具体的に目標を作るようにしていました。入居時に立てていたのは「3か月以内に読み切り掲載、1年以内に連載開始」というものです。実際にその通りにいかなくとも、先のことを具体的に考えておくだけで生活の中での優先順位がはっきりすると思います。
読切の原稿を描いたとき、締切直前に胃腸炎にかかり大幅にスケジュールが狂ってしまったのですが、荘のみんなに気遣ってもらったりピンチヒッターで手伝ってもらったりしてなんとか凌ぐことができました。
一人暮らしは心が折れやすいので、一番頑張りたい時期に周りに人がいるというのは実生活の面でも精神的な面でも大きいと思います。
実績
同じ志の仲間と知り合えるのが
一番のメリット
トキワ荘プロジェクトは同じ志の仲間と知り合えるのが一番のメリットだと思います。一緒にネームをしたり、悩み相談をしたり、仕事の話を聞いたり、
プロットやネーム段階でアドバイスをもらえるのもいいと思います。読者目線、制作者側目線、どちらの意見も聞くことができます。
私は個人的に、「進捗状況を聞く」ことが一番モチベーションを上げるのに役立ちました。顔を合わせたら聞いていたので、なかなかうざかったかもしれません。
生活面の感想は、共同生活とはいえ大人同士ですので大きな問題もなく、私としては入居前のイメージより実際に暮らしてみた感じの方が良かったです。せっかく一員になったので、入居前よりいい雰囲気を作ろうと思って生活しました。それなりに貢献できたのではないかと思います。
この先メンバーが変わっても今のときわ台荘の雰囲気が続けばいいなと思います。